開催中
- 2026年7月25日 – 2026年8月30日¥800

石川県立歴史博物館
古来、人は様々な生きものたちと相互に影響を及ぼしながら生きてきました。生きものを食材とし生活・生業資源を得るとともに、家畜化した動物を労働力として利用するなど、多くの恵みを享受してきました。人の暮らしにとって生きものは切っても切り離せない存在です。一方で生きものは、度々人の生活環境や生活活動を脅かす存在となり、共生には困難がつきものでした。その対応として時に人は生きものを絶滅に追い込みました。 戦後、生きものの保護運動が本格化し、生きものとの共生・共存を模索する取り組みが現在も続いています。トキの再生プロジェクトはその象徴と言えるでしょう。令和8年5月、トキが本州最後の生息地であった能登に放鳥されました。1度絶滅したトキを人の手により繁殖させ野生に帰す取り組みは、生きものとの共存を目指す私たちにとって、希望の光となっています。 クマ問題に象徴されるように、現在、人の生活環境・行動の変化や気候変動の深刻化に伴って、生きものとの向き合い方が問いなおされています。こうした状況の中、私たちは今一度、人と「生きもの」の歴史を振り返る必要があるのではないでしょうか。本展覧会では、「人と生きもののかかわり合い」をテーマとし、当館が収蔵する様々な分野の資料を、県内外に伝わった関連資料と合わせて紹介します。本展が生きものとの向き合い方の“これから”を再考する機会となれば幸いです。
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